デザイン手法のひとつ「パロディ」
慣れ親しんだものへの既視感を逆手に取り、興味を引く効果を生み出すユニークなデザイン手法と言えます。
でも「パロディ」って、盗用いわゆる「パクリ」なんじゃないの?
と思われることもあるかと思います。
「パロディ」というのは、何かしら元々の作品や概念があった上で、それをベースに比喩表現したものです。「パクリ」となると、元々ある原作をそのままの表現あるいは一部変えただけの模倣品を言う事が多いようです。
では「パロディ」ならなんでも広告で使っていいのかというとそうではありません。
商標権の侵害にあたるような「パロディ」は法律で認められていませんので、「パロディ」を行う際には注意が必要です。
ゴングでもデザイン手法のひとつとして「パロディ」作品を提案する事があります。もちろん法律に抵触しないよう確認を行いつつデザイン作成しています。
ここで、ゴングが携わったいくつかの「パロディ」実績をご紹介します。
弊社実績例:YouTube動画広告
往年のレトロゲームをモチーフにした動画広告です。
ゲームのタイトル画面風のデザインから動画がスタート。動画は実はユーチューバーのゲーム実況動画風になっており、ナレーション付きで進行します。ドット絵を使い、まるで本当のゲームをプレイしているかのようですが、これは全てイラスト。編集でゲームのように動かしているだけ。いかにもこんなゲームがありそうですが、全てオリジナル。これは「レトロゲーム」という概念の「パロディ」というわけです。
動画はこちらから→
弊社実績例:ダイレクトメール(BtoB)
顧客向けのダイレクトメールのデザインとして、ドット絵を使ったRPG(ロールプレイングゲーム)テイストの紙面作りを行いました。広告ではよく使われ、目にする事も多いデザイン手法ですが、「課題解決」や「攻略」という商品のテーマと親和性が高く、ユーザーの理解促進に一役買ったデザインとなりました。